電車に乗っている。それは電車というより汽車という趣で、車両によってはそれがひとつの大きな部屋になっている。
客席のある車両の窓際で、一緒に乗っている人とアラレの話をする。
初期の頭身の高い、敬語のアラレ最高。
そんなようなことを話していると、壁の一部が壊れているのを見つけた。
そこはレンガがむき出しになっていて、この電車はレンガ造りだと気付く。
相当古いものらしく、そこにはツタが這っている。
そのツタを見るともなしに目で追っていくと、タイム君がツタにからまってもがいている。
この状態ではアラレがうまく戻って来ることができない、とタイム君は言う。
助けると、それは紫色の蛙。騙されたと私は思う。