ベランダに一昨日まではいた蝉がいなくて焦る。
探すと、2mほど離れたエアコンの室外機の前で、バラバラの羽だけになってた。
あの状態で実は生きてたってことはないだろうけど、だとしたら風で飛ばされて室外機にうまく入ってバラバラになった可能性はあるだろうか。
猫は高さ的にありえないし、普通に考えればカラスとか、鳩とかの鳥類なんだろうけど、それもやだな。
書いたり書かなかったり書かなかったり
ベランダに一昨日まではいた蝉がいなくて焦る。
探すと、2mほど離れたエアコンの室外機の前で、バラバラの羽だけになってた。
あの状態で実は生きてたってことはないだろうけど、だとしたら風で飛ばされて室外機にうまく入ってバラバラになった可能性はあるだろうか。
猫は高さ的にありえないし、普通に考えればカラスとか、鳩とかの鳥類なんだろうけど、それもやだな。
また今年もベランダで蝉が死んでいる。
毎年一匹ずつ。
律儀に。
最後のちからを振り絞って、わざわざ高く飛んで死にに来る。
今日は風が強いから、洗濯物を取り込んだ時には、干した時よりも少し移動していた。
もしかしたら生きているのではと気持ち悪くなる。
道に落ちている蝉の死体は、蹴るとジーと鳴いてロケットのように飛んで行く、という街談巷説もある。
そういえばお盆時期か。
だとしたら、つまりこういうことだ。
美少女の霊的な何かが、毎年蝉の身体を借りて私に会いに来る。
けれども夏も盛りのこの時期、冷房をつけるための窓は閉め切られていて、ガラスにぶつかってちから尽きる。
風に煽られてふるふる、ふるふると、蝉の軽い身体は左右に身を揺らしている。
サックスなりトランペットなりのソロがアドリブで入ってくるようなジャズは、けれどもその部分があんまり好きじゃないので聞かないのだけど、ジャズは全般的に好きでいたい気持ち。